エルニーニョ発生でもモンスーンの降雨増-印で作付け進む

インドでは、エルニーニョ現象の影響で降水 量が減少するとの見通しに反し、モンスーンによる降雨が増えており、 コメや綿花、大豆の作付けの動きが加速している。

インド気象庁によれば、同国の約80%で1日以降、平年並みかそれ を上回る降雨があり、南部や西部、中部でコメや綿花、トウモロコシ、 大豆の作付けが始まっている。同庁は、このような状況が月末まで続く と予想している。

今年はエルニーニョ現象が発生しているにもかかわらず、モンスー ンシーズンの始まりが予想より良い状況であることから、インドでは乾 燥した天候の影響によりインフレが加速するとの懸念が後退している。 インドはアジア3位の経済国で、消費者物価指数における食品の構成比 がほぼ半分に達している。スマートフォンメーカーや金宝飾品小売業者 は、約8億3300万人が住む農村部から多くの売り上げを得ている。経済 成長加速を目指すモディ首相の政策にとって降雨が平年並みであること は重要だ。

マハラシュトラ州の綿花農家、ラオ・サヘブ・デブラオ・インゴル さん(53)は「これまでの恵みの雨に、神様に感謝してもしきれない。 例年、6月にまとまった雨が降れば作付けが進む」と述べた。

原題:Monsoon Defying El Nino Threat Aids India Rice, Cotton Planting(抜粋)

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