OPEC加盟国の原油輸出収入、2010年以来の1兆ドル割れ

石油輸出国機構(OPEC)加盟国の原油輸 出収入が昨年、2010年以来の1兆ドル(約124兆円)割れとなった。原 油収入に依存する国々の経済運営に原油安が与える打撃を示すものだ。

OPECが17日公表した年次報告によると、12カ国の原油収入は 計9933億ドルと、前年から11%減少。経常収支は合わせて35%減り2736 億ドルとなった。輸出が落ち込んだ一方、輸入が増えた。

価格よりも市場シェアを優先するサウジアラビア主導の戦略に沿う OPEC加盟国は供給過剰局面でも生産を増やしており、収入減は各国 に打撃となる。OPECは今月5日の総会で生産目標を日量3000万バレ ルに据え置くことを決めた。だがブルームバーグがまとめたデータによ れば、実際の生産量は昨年6月以降、毎月この目標を上回っている。

国際エネルギー機関(IEA)のデータによれば、OPECが7- 9月(第3四半期)まで現行ペースで生産を継続した場合、供給過剰期 間は少なくとも30年で最長となる見込み。またブルームバーグ集計のデ ータによると、現在の原油価格ではOPEC加盟国のほとんどが財政均 衡に十分な原油収入を得られていない。

原題:OPEC Revenues Slump Below $1 Trillion for First Time Since 2010(抜粋)

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