世界の難民数:1945年以降で最多、今後も増加へ-経済平和研

世界の難民と国内避難民の数は1945年以降で 最多に上り、今後さらに増加が予想されると、オーストラリアの民間研 究機関、経済平和研究所が指摘した。

世界平和度指数を集計する経済平和研究所が17日発表した報告書に よると、ここ4年間に武力紛争が増す中、世界人口の約1%に当たる 約7300万人が難民となっている。

同研究所のディレクター、スティーブ・キレリア氏は電話インタビ ューで「地球上の130人に1人が現在、難民や避難民となっており、そ の大半は中東地域での紛争が原因だ」と指摘。シリアで人口2200万人の うち1300万人が避難している事態は「信じ難い」と述べた。

報告書によれば、紛争による死者数は2014年に18万人と10年の4 万9000人から増加し、そのうちテロによる死者は9%増え2万人に達し たと推計される。戦争や殺人、治安維持、性犯罪などに関連するコスト を含め、暴力行為が世界経済に及ぼす影響は過去1年間に14兆3000億ド ル(約1765兆円)に達した。

キレリア氏は「これは、世界の国内総生産(GDP)の13.4%に相 当し、ブラジルとカナダ、フランス、ドイツ、スペイン、英国の経済規 模の総計に匹敵する」と説明した。

世界平和度指数が最も高いのはアイスランドで、最低はシリアだっ た。

原題:World Hasn’t Had So Many Refugees Since 1945, Report Says (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE