中国、約100年の歴史持つ金値決めに参加へ-影響力拡大目指す

ロンドン金市場の値決めに、中国の銀行が初 めて加わる。中国は世界の金融システムへの影響力を強めつつある。

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)が16日発表した資料によれ ば、米ゴールドマン・サックス・グループや英バークレイズなどが参加 している1日2回の金値決め入札システムに中国銀行が加わることにな った。米インターコンチネンタル・エクスチェンジが電子メールで明ら かにしたところによると、中国銀行は22日から入札に参加の予定。金の 値決めの始まりは1919年にさかのぼり、ここで設定された指標価格は鉱 山会社や精錬会社、ヘッジファンドが利用している。

世界2位の経済国である中国は、人民元をドルの有望な対抗馬とす ることを目指しており、世界の金・通貨市場での存在感を高めつつあ る。今月は、人民元を国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権 (SDR)構成通貨に加えるかどうかなどについて協議するため、 IMFのチームが中国を訪れている。

ディーラーのシャープス・ピクスリーのロス・ノーマン最高経営責 任者(CEO)はロンドンから電話インタビューに応じ「中国は国際取 引のあらゆる分野で優位に立つことを望んでおり、今回も同様だ」と指 摘。「中国は指標価格が設定される場所で代表となることを望み、値決 めに参加することでそれを示した」と述べた。

ロンドンでの金入札は、透明性向上を目指し、銀行が電話で協議す る方式の代替として今年スタートした。

原題:China Joins Century-Old Gold Fix as Sway in Commodities Spreads(抜粋)

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