東京やロンドンの商業不動産に台湾生保資金流入へ-CBRE

リターン向上を目指す台湾の生命保険各社が ロンドンとパリ、東京の不動産購入を増やす可能性がある。米商業不動 産サービスのCBREグループが指摘した。台湾の生保が不動産資産を 4年間で90億ドル(約1兆1100億円)増やすとみている。

CBREのグローバル主任エコノミスト、リチャード・バークハム 氏は台北での16日のインタビューで、ロンドンの商業不動産の利回りは 年4-5%に達する一方、台北は約2.5%にとどまっていると述べた。 「台北の一流オフィス物件の公債に対する利回り上乗せ幅は、世界の主 要都市で最低クラスだ。不動産利回り改善と資産の分散化を図る台湾の 生保各社は海外に向かっている」と語った。

CBREのアジア太平洋調査責任者ヘンリー・チン氏は、国境をま たいで投資する国際的な買い手が目指す上位2都市に東京とロンドンを 挙げ、東京については円安と3.5-4%の利回りが魅力を高めていると 話した。

国泰人寿保険は先月、ロンドンの金融街シティーにあるビル「ウォ ールブルック」を5億7500万ポンド(約1100億円)で買収。富邦人寿保 険は「マダム・タッソーのろう人形館」などを含むロンドンの物件を取 得した。

CBREは、台湾の生保が台湾および海外で持つ不動産資産が昨年 の240億ドル相当から2018年には330億ドルに増えると予想。バークハム 氏は、台湾の低金利と余剰預金が今後5-7年、世界の不動産に対する 需要を支えると述べるとともに、台湾の中央銀行は16年半ばまで政策金 利を引き上げないだろうと予想した。

原題:London, Paris, Tokyo Property Lure More Taiwan Funds, CBRE Says(抜粋)

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