英中銀:インフレと経済への逆風、和らぎつつある-議事録

イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策 委員会(MPC)メンバーは今月、景気への重しとなりインフレ率を目 標を下回る水準に抑えてきた逆風が和らぎつつあるとの認識で一致し た。17日公表のMPC議事録から分かった。当局者らは危機時の政策姿 勢が依然として必要かどうかを検討し始めている。

議事録は、インフレ率を低く抑えている要素は「かなり早急に無く なる可能性が高い」とし、年末までには物価上昇が「顕著に」加速し得 るとの見通しを示した。

また、「成長への逆風は弱まり始めた」とした上で、「これが時間 とともに一段と弱まるに連れ、経済を通常の生産能力水準で機能させイ ンフレを目標付近に保つために必要な金利の水準は高まり続ける公算 だ」との見通しを示した。

MPCは今月も全会一致で過去最低0.5%での政策金利据え置きを 決めたが、議事録からは金利の将来の方向についてさまざまな見方があ ったとの一節が消え、MPC全体としての見解が変わってきたことがう かがわれる。

一方で、引き締めに転じた場合のペースは段階的とのコメントは残 されたほか、最近と同様、6月の据え置き決定も2委員にとっては「微 妙なバランスの上」に立つものだった。

中銀はまた、英金融政策は同国のインフレ見通し次第であり「他の 中央銀行の行動には左右されない」としている。インフレ圧力について は、賃金の伸びは公式データ以上に加速している可能性があるとの認識 を示した。

消費者物価の伸びは昨年初めから中銀目標の2%を下回っている が、MPCは年末に加速し始め2016年に目標水準に向かうと予想してい る。

原題:BOE Sees Inflation Drag Fading as Headwinds Start to Ease (1)(抜粋)

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