超富裕層VIPが押し寄せるバーゼル美術フェア、出だし好調

スイスで開催されている世界最大の近現代美 術フェア「アート・バーゼル」の会場は、超富裕層のコレクターが詰め 掛け、感謝祭の翌日の「ブラックフライデー」の買い物風景さながらに 活況を呈している。

米投資会社ライトイヤー・キャピタルのドナルド・マロン会長は16 日、VIP(要人)向け内覧会で、米画家サイ・トゥオンブリーの絵画 に興味があると語っていたが、マロン氏がその作品が展示されているギ ャラリーのブースに到着する前に売却されていた。それでも、アート・ バーゼルに参加するのは、「審美眼を磨き、市場の動きを捉えるため に」重要だとマロン氏は語る。

ライン川に面するバーゼル市で開かれる同フェアには、ヘッジファ ンド運用者のダニエル・ローブ氏やスティーブン・コーエン氏、老舗宝 飾品店グラフ・ダイヤモンズ創業者のローレンス・グラフ氏ら資産家が 訪れている。多くのブースが非常に混雑しており、美術品を見て回るの も一苦労な状況だ。284のギャラリーが芸術家4000人の作品を展示して おり、保険会社アクサ・アートによるとその価値は総額34億ドル (約4200億円)に上る。

ニューヨークとロンドンでギャラリーを保有するデービッド・ツウ ィルナー氏は「大騒ぎだ。恐らくこれまでで最も力強いスタートだろ う」と語る。

コーエン氏は、ドミニク・レビー・ギャラリーのブースで見た「美 しい」白を基調とした米画家ロバート・ライマンの1961年作の絵画に感 動したと述べた。同ギャラリーによれば、この作品の提示価格は約1800 万ドルで、16日午後の時点では売却されていなかった。

会場では、オープニングから数時間以内で多くの作品が売却済みと なった。

原題:Cohen, Marron Descend on ‘Riotous’ Art Basel Shopping Spree(抜粋)

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