FOMC声明の注目点:金利予測と緩やかなペースが焦点か

米連邦公開市場委員会(FOMC)が米東部 時間17日午後2時(日本時間18日午前3時)に発表する声明の注目点は 以下の通り。同声明とともに経済予測も公表される。イエレン連邦準備 制度理事会(FRB)議長は午後2時半に記者会見する。

◎政策動向:米政策金利が9月までゼロ付近に据え置かれると予想され る中、当局者の新たな四半期予測が投資家の注目を集める見通し。ブル ームバーグのエコノミスト調査によると、FOMC参加者の予想中央値 はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標が年内に0.625%に上昇す ることを示す公算が大きい。これは0.25ポイントずつの2回の利上げを 示唆するもので、エコノミスト予想通りなら3月時点の予測から変化が ない。

三菱東京UFJ銀行のエコノミスト、クリス・ラプキー氏はこの予 測が「委員会の考えを映す最良の指標だ」と指摘する。JPモルガン・ チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は年内 の利上げ回数を2回未満と予想する当局者数の変化に注目すると話す。 3人以上の当局者がそうした見方に加われば、イエレン議長の側近は9 月の行動の可能性が低下していると受け止めているシグナルになろう と、フェロリ氏は述べた。

9月の利上げ

フェロリ氏は顧客向けリポートで「2回未満の利上げ予測に2人し か加わらず、FOMCの首脳陣はまだ2回の利上げと9月の利上げ開始 という意見であることを暗示するというのがわれわれの基本的な見方 だ」と説明。「だが、3人以上の参加者が2回未満の利上げ見通しに同 調する可能性も無視できない」と付け加えた。

◎データ次第:イエレン議長は記者会見で最も可能性の高い利上げ開始 日について説明を求められる可能性が高い。議長は恐らく、経済情勢次 第では、年末までに開催される残り4回のどの会合でも利上げはあり得 るとの見解を繰り返すだろう。議長は5月22日に、景気が予想通り改善 した場合には年内の利上げ開始が適切だろうと発言している。

スターン・アギー・アンド・リーチ(シカゴ)のチーフエコノミス ト、リンジー・ピエグザ氏は顧客向けリポートで、「政策変更の最終判 断を左右するのはFOMCメンバーの見通しだけではなくデータだろ う」と述べた。

議長はまた、1-3月(第1四半期)の景気の弱さは原油安などの 逆風が原因だとし、その影響は大部分は過ぎ去ったと強調する可能性が あるほか、緩やかに利上げを進める方針を示す公算が大きい。

原題:Fed Decision Day Guide: Interest-Rate Projections, Gradual Pace(抜粋)

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