スペイン債反発、値動き激しく利回り一時10カ月ぶり高水準

16日の欧州債市場ではスペイン10年債が反 発。利回りは一時2.5%を突破し、昨年8月以来の高水準に達したが、 その後は低下に転じた。ギリシャの混乱が周辺国債に及ぼす影響の判断 に市場参加者が苦戦する状況を反映する値動きとなった。

欧州債の指標とされるドイツ国債は続伸。ギリシャのチプラス首相 が債権団との対立で譲歩する気配を一切見せない姿勢を鮮明にしたこと から、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が高まった。

ウニクレディト(ミラノ)のシニア債券ストラテジスト、ルカ・カ ツラーニ氏は「周辺国債の取引は、ギリシャと交渉の先行きへの懸念の 高まりに完全に左右されている」と発言。値動きの大きさは「単純に、 市場でいかに不透明感が高いかを反映している」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時15分現在、スペイン10年債利回りは前日比10 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.32%。一時 は2.54%と、昨年8月14日以来の高水準に達した。同国債(表面利 率1.6%、2025年4月償還)価格は0.795上げ93.755。

ドイツ10年債利回りは2bp低下し0.81%。前日までの3営業日 で16bp下げている。

原題:Spanish Yields Drop From 10-Month High as Greece Roils Markets(抜粋)

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