アジア・太平洋株式サマリー:上海総合下げ続く、インド株続伸

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

16日の中国株式市場で上海総合指数が続落。2日間の下げとしては 今月最大となった。高水準の株価収益率(PER)をめぐる懸念に加 え、新規株式公開(IPO)が今後相次ぎ、既に上場している株式から IPO銘柄に資金が流れるとの観測が売り材料となった。

上海市場では、この1年にわたって値上がりが目立っていた工業と 通信、テクノロジー銘柄が下げを主導。一方、香港上場の中国本土株か ら成るハンセン中国企業株(H株)指数は調整局面入りとなりそうだ。

鉄道車両メーカーの中国中車(601766 CH)とコンピューター関連 の深圳市銀之杰科技(300085 CH)が共に値幅制限いっぱいの10%安。 通信機器メーカーのZTE(中興通訊、000063 CH)は5.4%安。香港市 場では、自動車メーカーの比亜迪(BYD、1211 HK)が下げた。

上海総合指数は前日比3.5%安の4887.43で引けた。この2日間の下 落率は5.4%に達した。CSI300指数は前日比3%安。

マッコーリーで約30億ドル(約3700億円)のアジア株を運用するサ ム・ルコーヌー氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンとのイン タビューで、「バリュエーション(株価評価)が懸念材料となる水準に 来ている」と指摘。上海市場の一部の銘柄がバブルの領域へと向かいつ つあるとの見方を示した。

香港市場では、H株指数が前日比2.7%安で終了。直近高値の先 月26日からの下げは10%に達した。ハンセン指数は前日比1.1%安 の26566.70と、4月8日以来の安値を付けた。

【インド株式市況】

16日のインド株式相場は取引終了間際の1時間で下げを埋め、指標 のS&P・BSEセンセックスは3日続伸となった。今週開催の米連邦 公開市場委員会(FOMC)は利上げを急がないとの観測が広がってい る。

インド最大の民間電力会社タタ・パワーの上昇率は構成銘柄の中で 最も大きかった。二輪メーカーのバジャジ・オートとヒーロー・モトコ ープは共に値上がりした。国内最大のトラクターメーカー、マヒンド ラ・アンド・マヒンドラは3日連続の上げ。

センセックスは前日比0.4%高の26686.51で終了。ギリシャが債務 危機解決で苦戦していることを背景に世界的な株安となっており、同指 数は一時0.8%下げた。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.1%安の5535.79。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.7%安の2028.72。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.5%安の9212.78。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE