NY外為:ユーロが3日ぶり下落、ギリシャが態度を硬化

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16日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ が対ドルで3日ぶりに下落。ギリシャが救済案を確保できるために残さ れた時間は失われつつあるとの懸念が強まった。

ユーロは主要通貨の大半に対して下落。ギリシャを苦境に陥れた 「犯罪の」責任は国際通貨基金(IMF)にあると、チプラス首相が非 難したことが嫌気された。ユーロは月間ベースでの上げ幅を縮小した。 ギリシャ問題の行方を左右する次の山場は、18日のユーロ圏財務相会合 となる。

みずほ銀行のストラテジスト、シリーン・ハラジュリ氏(ニューヨ ーク在勤)は「ギリシャ交渉の展開に対し、通貨市場は抑え気味に反応 している」と述べ、「市場では土壇場で合意がまとまるとの確信が強 い」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで0.3%下落して 1ユーロ=1.1246ドル。月間ベースでは2.4%高。対円では0.4%安の1 ユーロ=138円74銭。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=123円36銭。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は17日、連邦公開市 場委員会(FOMC)後に記者会見する。

ギリシャ情勢

ギリシャのチプラス首相は欧州中央銀行(ECB)についてもギリ シャを窒息させようとしていると責めた。チプラス首相の演説と同じこ ろ、ベルリンで会見していたドイツのメルケル首相は「残念ながら」新 しいニュースはほとんどないが、「ギリシャをユーロ圏内にとどめるよ う可能な限りを尽くす」と続けた。

ユーロ圏のギリシャ救済プログラムが失効する30日まで2週間を残 すばかりとなり、解決の期待は18日のユーロ圏財務相会合と25、26日の EU首脳会議にかかる。

ユーロは50日および100日移動平均を上回る水準で推移している。 域内のインフレ率が底を打ち、経済成長が加速しているとの楽観が背景 だった。

原題:Euro Falls for First Time in 3 Days as Greece Standoff Worsens(抜粋)

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