ベアー・スターンズ出身教授、中国ロックの創造性に希望見る

回転椅子に腰掛け、両膝を上下に揺すり、興 奮気味に身振り手振りを交えながら、マイケル・ペティス氏は中国のア ンダーグラウンド・ロック音楽シーンの「創造性の爆発」について、抑 えきれない熱い思いを語った。

ペティス氏の音楽レーベル「メイビー・マーズ」で最も有名なバン ド「カーシックカーズ」は文化輸出の功績で賞を得た。別のバンド「吹 万」のCDは、米大学ラジオ局のチャートであるCMJでトップ200に 入った。

北京大学光華管理学院の教授でもあるペティス氏は、「創造性の発 揮は報われ、エキサイティングなことだと中国の若者が気付く雰囲気 が、少なくとも一部の大都市にある。北京の音楽シーンはそれを示す良 いサインだ」と発言。「このことは中国の若者の革新的な能力を信じて いない外国および中国の人々が間違っていることを示している」と話し た。

中国では習近平指導部の下でインターネット規制が進み、著名なブ ロガーが収監され、ソーシャルメディアを通じた中傷的な書き込みにも 新たな罰則が設けられた。こうした状況下での創造性発揮はなおさら注 目に値する。

米ベアー・スターンズで新興市場責任者を務めた経歴を持つペティ ス氏は、「中国の一部に高い教育を受けた都市部の中間層が生まれつつ ある。依然として小さな集団だが、極めて速いペースで育っている」と 述べた。

ペティス氏は中国経済に対する悲観的な見方で知られる。中国はよ り多くの付加価値を生み出す経済への移行を目指しており、安価な靴や Tシャツよりも「iPhone(アイフォーン)」のような革新的製品 を生産する上で、ロックシーンの広がりは勇気づけられる動きだ。

同氏は「高度な技術的革新性の重要拠点として評価されている世界 の都市はほぼ全て、文化的な革新性の重要拠点でもあり、若いコンピュ ーター科学者やアーティスト、ミュージシャンがそこに集まるのは恐ら く偶然ではない」と話した。

原題:China’s Punk Bands Give Pettis Hope for a Debt-Ridden Economy(抜粋)

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