【個別銘柄】海運株や紙パ株が安い、スクエニHや三井化上昇

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16日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):前日 比2.9%高の2956円。人気ゲーム「ファイナルファンタジーⅦ」のフルリ メイク版をソニーの据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS) 4」向けに開発・発売すると16日発表した。「ファイナルファンタジ ー」シリーズは同社の人気ロールプレイングゲームで1987年のシリーズ 1作目から世界で累計1億1000万本以上を出荷。「ファイナルファンタ ジーⅦ」は1997年にPS向けに発売され、累計で1100万本以上を販売し ている。

海運株:日本郵船(9101)が1.7%安の338円、商船三井(9104)が 3%安の390円、川崎汽船(9107)が2%安の288円など。メリルリンチ 日本証券は15日付で、海運3社の投資判断を「中立」から「アンダーパ フォーム」に引き下げた。海運市況低迷が想定以上に長期化する可能性 が高いと指摘。大手3社の2016年3月期-18年3月期の予想平均ROE は6.0%、平均株主資本コスト10%を下回り、妥当株価が現状株価を下 回るとした。

パルプ・紙株:三菱製紙(3864)4.1%安の94円、大王製紙 (3880)4%安の1299円、日本製紙(3863)2.2%安の2035円など。 SMBC日興証券は15日付で、セクターの投資判断を「中立」から「弱 気」に引き下げた。印刷用紙の内需は依然として低調な状況が続き、業 界全体として供給余力を抱える、と指摘。段ボール製品の値上げは盛り 上がりに欠け、従来想定したような収益改善は期待し難いとした。

大同特殊鋼(5471):4.8%安の519円。クレディ・スイス証券は投 資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。目標株価を 達成したほか、同社主力ユーザーの日産自動車とホンダの販売数量の弱 含みに伴い業績予想を若干下方修正した。16年3月期の連結営業利益予 想を300億円から280億円、17年3月期を380億円から360億円に減額。

三井金属(5706):1.7%安の347円。みずほ証券は15日付で投資判 断を「買い」から「中立」に下げた。カセロネス銅鉱山が予定通り15年 8月からフル操業体制に移行できるか、また同鉱山の採算性を見極めた い、と指摘。16年3月期の連結営業利益は355億円と会社計画360億円を 下回ると予想、インジウム価格下落による在庫評価損が増加するとみ た。

三井化学(4183):4.2%高の446円。モルガン・スタンレー MUFG証券は15日、同日の会社説明会で社内の活性化やモチベーショ ン向上を確認したと指摘。目指すべき確固たる目標値があることから、 社内は活性化し、全社一丸で目標達成へ向けてまい進している意志が感 じられる内容だった、と評価した。三井化学は中期経営計画で17年3月 期の連結営業利益目標を600億円と設定、20年近傍には1000億円達成を 狙うとしている。16年3月期予想は520億円。

FPG(7148):2.3%高の996円。15年9月期の連結営業利益予想 を77億7800万円から前期比2.7倍の94億9300万円に上方修正する、と15 日に発表。オペレーティング・リース事業の案件組成が好調なほか、出 資金販売も計画を上回る水準で推移した。

きちり(3082):1.2%高の738円。三井物産(8031)などと設立し た合弁会社イータリー・アジア・パシフィックで、日本とアジア太平洋 地域でのイタリア食材の小売・外食・卸売事業を開始すると15日に発 表。

ウインテスト(6721):10%安の344円。14年8月-15年4月期の 営業損益は1億4200万円の赤字だったと15日に発表。予定していた国内 外顧客への装置販売がずれ込んだことなどが響いた。タカトリ(6338) との資本業務提携の解消も発表した。

クオール(3034):4.7%高の1324円。16年3月期の医薬情報担当 者(MR)派遣事業の営業利益は前期比3割増の10億円となる見込み と16日付の日本経済新聞朝刊が報道。連結営業利益50億円の2割を占 め、調剤薬局事業に続く第2の柱に育ちつつあるとした。

アンジェスMG(4563):7.8%高の292円。DNAワクチン技術を 用いたエボラ出血熱抗血清製剤の予備的試験で良好な結果が出たと15日 に発表。3月から同DNAワクチンの投与による抗体の産生を検証する 試験を実施していた。

ヘリオス(4593):人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の再生医 薬品の開発や製造などを手掛ける同社が16日、東証マザーズ市場に新規 株式公開(IPO)した。公開価格の1200円に対し買い気配で始まり、 午前9時40分に形成された初値は23%高の1470円だった。終値は公募価 格比41%高の1688円。

スマートバリュー(9417):自治体向けクラウドサービスの提供な どを行う同社が16日、東証ジャスダック市場に新規株式公開(IPO) した。朝方から買い気配を切り上げ、上場初日は公開価格の1580円に対 し2.3倍となる3635円買い気配のまま取引を終了した。

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