米AIG救済条件は違法との元CEOの主張、裁判所が認める

2008年の金融危機時の米保険会社アメリカ ン・インターナショナル・グループ(AIG)救済をめぐり同社のハン ク・グリーンバーグ元最高経営責任者(CEO)率いる投資会社が米政 府を相手取って起こしていた訴訟で、米裁判所の判事は15日、政府が AIGに強要した厳しい救済条件は違法だとした原告の主張を認めたも のの、損害賠償の請求は退けた。

この訴訟は救済当時にAIGの筆頭株主だった投資会社スター・イ ンターナショナルが11年11月に起こしたもの。当局がAIGに850億ド ル(現在のレートで約10兆円)の救済融資を行った際、金利を12%に設 定し、株式80%を要求したことで法律に違反したと主張し、最大400億 ドルの損害賠償支払いを求めていた。

米連邦請求裁判所のトーマス・ウィーラー判事は、救済条件は不当 に厳しいものだったと認める一方で、その措置がなければ投資家は全て を失っていたと指摘。「結局のところ、スターの主張の弱点は、政府の 介入がなければAIGは破産申請していたはずだという点だ。AIGの 株主は株式の価値を100%失っていた可能性が最も高い」と述べた。

原題:Hank Greenberg Wins Trial But No Damages in AIG Bailout Fight(抜粋)

--取材協力:Tom Schoenberg、Noah Buhayar、Ian Katz、David McLaughlin.

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