ECBは債券市場の混乱に今は介入せずと97%予想-市場調査

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、債 券市場の混乱を救うためにECBが市場にすぐに介入することはないと エコノミストに確信させることに成功したようだ。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によれば、ECBが債 券相場の下落に歯止めをかけるために行動を起こさないと予想する回答 が全体の97%を占めた。ボラティリティ拡大に投資家が慣れる必要があ るとドラギ総裁は今月発言した。同総裁は15日に欧州議会での証言に臨 むが、ユーロ圏からの離脱に近づきつつあると不安が高まるギリシャ情 勢に加えて、債券市場の動きが経済に及ぼすリスクについても質問を受 けると予想される。

ECBが総額1.1兆ユーロ(約152兆円)の量的緩和プログラムを開 始して3カ月が経過する中で、インフレ期待の改善に伴いソブリン債相 場が下落し、利回りが上昇しているが、ECBの政策担当者は介入の理 由は見当たらないと発言している。

NIBC銀行のエコノミスト、ドゥンカン・ドゥブリス氏は「債券 を既に購入している状況で、広い範囲で金利がさらに上昇した場合に ECBに何ができるかということが問題だ。それに現在の利回り水準で 行動する緊急性をECBは恐らく感じていないのではなかろうか」と指 摘した。

原題:Draghi Seen Unflinching on Turbulence as ECB Keeps Steady on QE(抜粋)

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