IPO銘柄が資金奪う-中国企業、3700億円の起債中止・先送り

中国企業は本土市場で過去2週間に少なくと も186億元(約3700億円)相当の社債発行を取りやめ、または先送りし た。新規株式公開(IPO)案件が多く、社債市場から資金が吸い上げ られている。

今週は25社が新規上場を予定しており、ブルームバーグがまとめた アナリスト6人の予想中央値では約6兆7000億元相当の資金がIPO銘 柄に向かう見通しだ。銀行間の資金融通度合いの指標である14日物レポ 金利は今月に入って42ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇 し、2.698%となった。このままいけば6月は、今年に入って最大の月 間上昇となる。

中国の1-3月(第1四半期)の経済成長は2009年1-3月期以来 の低い伸びにとどまった。一方で、今年は過去最大規模の社債償還が予 定されており、発行取りやめは中国企業を一層厳しい状況に追いやるこ とになる。本土社債市場では4月以降、既に3社がデフォルト(債務不 履行)状態に陥った。

財富証券の債券アナリスト、陳鵬氏は「発行体はマネーサプライを 懸念している」と指摘。「IPO案件がかなりの数に上ることに加え、 銀行が四半期末の資本要件を満たすために現金を抱え込んでいることか ら、資金需要が急激に高まっている」と述べた。

原題:Chinese Companies Pull $3 Billion Bonds as IPOs Suck Funds (1)(抜粋)

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