欧州債:周辺国債が下落、ギリシャ救済協議決裂-独債は上昇

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15日の欧州債市場でスペイン国債が下落 し、10年物利回りのドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド) は約1年ぶりの大きさとなった。ギリシャ救済をめぐる同国政府と債権 者側の交渉が14日に決裂し、格付けが比較的低い他の周辺国のリスクが 意識された。

このためイタリアとポルトガルの国債も大きく下げた。欧州委員会 によれば、債権者側とギリシャ政府との隔たりは依然大きく、交渉はわ ずか45分で決裂した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、 交渉行き詰まりを打開する責任はギリシャにあるとの見解を示した。

ラボバンクの欧州金利戦略責任者、リチャード・マクガイア氏(ロ ンドン在勤)は「土壇場に近づいている」とし、「デフォルト(債務不 履行)になるのか、あるいは妥協に至るのか。周辺国債を取引する上 で、これを見極めるのは非常に難しい」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前週末比16ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.41%。同国債(表面 利率1.6%、2025年4月償還)価格は1.345下げ92.96。独10年債に対す るスプレッドは159bpと、昨年7月以来の大きさで終了。今年3月時 点では89bpだった。

イタリア10年債利回りは前週末比14bp上げ2.36%、同年限のポル トガル国債利回りは22bp上昇し3.25%。

ギリシャ国債の2年物利回りは364bp上昇の29.67%、10年物利回 りは56bp上げて12.32%。

一方、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは1bp低下 の0.83%となった。

原題:Greece Getting Close to Wire Breeds Contagion in Periphery Bonds(抜粋)

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