Fリテイリ、ネットと実店舗を融合-アクセンチュアと新事業協力

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アジア最大のアパレルチェーン、ファースト リテイリングは、コンサルティング会社のアクセンチュアと情報技術 (IT)領域で協力して、ネットと実店舗を融合させるなど新規事業の 実現を目指すと発表した。将来的には合弁会社の設立も予定している。

15日の発表によると、両社はデジタル時代の革新的な消費者サービ スの開発を目指して協力することで合意した。実店舗とデジタル店舗の 境をなくし、顧客の意見をいち早く取り入れて企画から販売までのリー ドタイムの短縮を図るほか、IT人材の育成にも取り組む。Fリテイリ の柳井正会長兼社長によると、その一環として同社は東京・有明にネッ トとリアルを融合した店舗をつくる。

世界ブランド首位を目指すFリテイリは、2020年度の売上高5兆 円、営業利益1兆円という目標を掲げている。海外ユニクロ事業が大幅 に伸びて同社事業のけん引役となっているが、今後はインターネットを 活用したオンライン事業にも力を入れる方針だ。

会見で柳井氏は、「グローバル化、デジタル化がこの時代の象徴、 世界中はつながっている時代だ」と話した。アクセンチュアと組むこと でより快適なサービスの実現を目指すとした。

柳井氏は同社ホームページの5月付のトップメッセージで「デジタ ル時代の変化はわれわれにとってのチャンス」と指摘。インターネット 販売と実在の店舗が融合して機能を高めた新ビジネスを創造したいと し、16年春に竣工予定の東京・有明配送センターに世界最大の「デジタ ルフラッグシップストア」をつくる計画を明らかにしている。15日の会 見では投資額は明らかにしなかった。

アクセンチュアの成長市場担当グループ・チーフ・エグゼクティ ブ、ジャンフランコ・カサーティ氏は会見で、デジタル時代の消費者は 実店舗でも、オンラインでも変わらないシームレスに統合された顧客体 験を求めていると指摘。Fリテイリが革新的アイデアを事業化させるの を支援すると述べた。

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