バフェット氏の師匠の基準満たす唯一の中国株-無名の繊維会社

世界で最も勢いのある中国株式市場で、かな りの割安株が最後に一つだけ残っているようだ。その銘柄こそ「バリュ ー投資の父」と呼ばれるベンジャミン・グレアム氏の基準を唯一満たす 十分に割安な中国株かもしれない。

本土上場2854銘柄の中で、中国東部の山東省に拠点を置く時価総 額23億ドル(約2840億円)の繊維メーカーだけが、グレアム氏が1949年 の著書「賢明なる投資家」で示したテストに合格する。銘柄選択につい て指南する同書は、ウォーレン・バフェット氏やセス・クラーマン氏ら 著名投資家に影響を与えた。

その繊維メーカーの名前は、魯泰紡織だ。ザラやマークス・アン ド・スペンサーといった世界的なブランドの供給業者である魯泰は、低 い債務水準や着実な利益、安定した配当など、グレアム氏が好む全ての 特質を備えており、前例のない中国株ブームから取り残された数少ない 銘柄の一つでもある。

魯泰株は過去1年で150%上昇した中国本土株全体との比較で割安 となっており、同社の外貨建てB株は1年で27%値上がりしたものの、 株価収益率(PER)は中国株の中央値を90%下回っている。

世界の主要投資家を引き付けるためにこれは十分に割安な水準だ。 T・ロウ・プライス、ファースト・ステート・インベストメンツ、アラ イアンス・バーンスタインがいずれも過去1年間に魯泰株を購入。ノル ウェーの政府系ファンド(SWF)やビル・アンド・メリンダ・ゲイツ 財団も魯泰の株式を保有している。

原題:The One Chinese Stock Good Enough for the Man Who Taught Buffett(抜粋)

--取材協力:Zhang Shidong.

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