アートの「金ピカ時代」到来、カネ余り資産家魅了-バーゼル展

資産家でヘッジファンド運用者のダン・ロー ブ氏や米投資会社ライトイヤー・キャピタルのドン・マロン会長らの美 術品コレクターが、スイスのバーゼルで開かれる世界最大の近現代美術 フェア「アート・バーゼル」を訪れる見通しだ。

アート・バーゼルは、ライン川に面する都市バーゼルで招待客を対 象とした16日の内覧会を皮切りに幕を開ける。46回目となる今年は、33 カ国から284のギャラリーが計4000人の芸術家の作品を展示する。 AXAアートの推計によれば、展示作品の総額は30億ユーロ(約4150億 円)と、昨年どほぼ同水準になる見込み。

資産家ウォーレン・バフェット氏が保有するビジネスジェット運営 会社ネットジェッツは同フェアのスポンサーを務めて12年目となる。同 社によれば、バーゼルに離着陸するプライベートジェットの予約は 約110便と、前年より10%多くなっている。

5月にニューヨークで開催された一連のオークションの落札総額は 前年比で23%増加し過去最高の27億ドル(約3300億円)に達した。パブ ロ・ピカソ作の絵画が1億7940万ドルで落札された。

ランドー・ファインアートのオーナー、ロバート・ランドー氏は 「金利が非常に低いため人々は多額の資金を保有していてもどうすれば いいか分からない状況だ」と指摘。顧客の一人で37歳の男性は富を築い て退職したが、「世界各地を航海し、ヨットに飾るため絵画を購入して いる」と語る。

フェア訪問者の計画について説明を受けた複数の関係者によれば、 ヘッジファンド運営会社サード・ポイントを保有するローブ氏やマロン 氏のほか、米家具インテリア用品小売り会社ベッド・バス・アンド・ビ ヨンドのウォーレン・アイゼンバーグ共同会長らが同フェアへの出席を 予定している。

ニューヨークのコレクター、レノア・ショア氏は「拝金主義の金ピ カ時代の到来だ。多くの人々が多額の資金を保有している」と述べた。

原題:Gilded Age of Art Draws Billionaires to $3.4 Billion Basel Fair(抜粋)

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