ヘッジファンドの原油買い越し、8週間ぶり低水準

投機家による原油相場上昇を見込む買い越し が8週間ぶりの低水準となった。石油輸出国機構(OPEC)の主要加 盟国の産油量は過去最高水準に達している。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファ ンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油 の買い越しは9日終了週に3.7%減少。買いポジションは5カ月ぶりの 低水準となった。

国際エネルギー機関(IEA)の先週の発表によれば、サウジアラ ビアとイラク、アラブ首長国連邦(UAE)の産油量は過去最高水準に 達している。OPECは今月開いた総会で生産目標を据え置いたが、実 際には産油量は1年間にわたって生産目標を上回っている。IEAは OPEC非加盟国の生産予想も引き上げ、供給過剰は早期に緩和されな いとの見方が強まっている。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエ ネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は12日の電話インタビューで 「OPECの合意は、加盟国は原油を生産したいだけすることができる という既定方針を再確認するものだ」と指摘。「米国の生産が予想を大 幅に上回っているため、IEAはOPEC非加盟国の生産見通しも引き 上げた」と述べた。

原題:Oil Traders Lose Faith in Rally as OPEC Nations Pump at Records(抜粋)

--取材協力:Grant Smith、Dan Murtaugh.

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