ギリシャの青い海と白亜の島々が国を救うか-この夏が勝負

ギリシャはこの夏、自国経済を救 うため観光の力をこれまでないほど必要としている。

観光業のギリシャ国内総生産(GDP)への寄与度は17%。ホテル や飲食店、船会社はこれから観光のハイシーズンを迎える。願っている のは今年も記録更新の年になることと、政府が金融支援を獲得してギリ シャをユーロ圏にとどめることだ。

うまく行けば政府見通しでは、この夏の観光客が月300万人を超え る。さらに、観光収入が少なくとも2000年以降で最高に達する見込み。

その通りになるかどうかは以下に左右される。

超ユーロ安-美しいビーチと真っ青な空を求める米国人にとって、 ギリシャは安い旅行先になった。ユーロ安のおかげで、エーゲ海を見下 ろす白亜の島々でギリシャのお酒ウゾを楽しむ旅はこの夏なら1年前と 比べて17%安い。この魅力が維持されるにはギリシャのユーロ圏残留が 鍵だ。

緊縮-長引く欧州危機で旅行者が緊縮モードになっており、消費額 は平均で過去10年に32%下がった。

新たな波-観光客を国籍別にみれば、相変わらずドイツ人が一番多 いが、アジアなど他の国・地域からの伸びも期待できる。「中国人には ギリシャの島に滞在することが流行になっており、サントリーニ島にと って結婚式は一大ビジネスだ」と、米ギリシャ商業会議所会頭のアナス タソポロス氏が話している。

難民問題-戦闘激しいシリアやイラクからギリシャに逃れてくる難 民が観光に影響するかもしれない。その人数が海やビーチ、太陽を求め てやってくる観光客数を追い抜きそうな勢いだからだ。ギリシャで3番 目に大きい島のレスボスでは既にそうなっている。国連によれば、同島 では2500人が難民登録を待っているほか、1日当たり300人前後が新た にやって来る。このままでは「システムが支えきれない」とアナスタソ ポロス氏は述べた。

原題:Greece Needs Tourists to Bail It Out More Than Ever Before (抜粋)

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