【ECB要人発言録】利回り上昇は措置効果示す-ノボトニー氏

6月8日から14日までの欧州中央銀行( ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリ ックしてください)。

<6月11日> ドラギ総裁(欧州連合オンブズマン宛て書簡で):非公開イベントでの 当局者の講演内容が緩和政策変更を明示した事実はない 。ECBは透 明性を改善させる措置を講じる。

バイトマン独連銀総裁(ロンドンでの講演で):欧州債市場の調整は ECBの量的緩和(QE)開始前後の投資家の熱狂の反動だ。債券市場 の現在のボラティリティ水準は異例に高いというわけではない。

<6月10日> クーレ理事(仏紙ラクロワとのインタビューで):短期的にはそのよう なボラティリティの抑制に動く考えはない。(だが、物価安定が)金融 市場の行き過ぎた変動で脅かされることをわれわれは容認しない。

<6月9日> マクチ・スロバキア中銀総裁(ブラチスラバで):(量的緩和プログラ ム実施から)短期間にもかかわらず、成功を物語る措置だとわれわれは 認識している。国債利回りを注視しているものの、現時点で対応する必 要はない。

リイカネン・フィンランド中銀総裁(ヘルシンキで):金融情勢が最近 反転した。(前回の政策委で)安定した金融政策を維持する必要がある との認識で一致した。QEは必要なら2016年9月より先も継続される。

<6月8日> ノワイエ仏中銀総裁(モントリオールで):各中銀は最近の欧州債利回 り上昇などの短期的な市場のボラティリティを注視する必要がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):ユーロ圏はデフレ リスクを克服した。ECBの資産購入は望んだ通りの効果をもたらし た。10年物国債の利回り上昇は成長を物語るものだ。

メルシュ理事(フランクフルトで):利回りが上昇するのはインフレ期 待が高まっているか、あるいは成長期待が高まっているかのどちらかを 意味する。両方ともわれわれにとっては歓迎だ。

コンスタンシオ副総裁(ブリュッセルで):金融政策の伝達メカニズム は欧州の「真」の資本市場同盟の存在で支えられる可能性がある。

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