中国の暴風科技株が4200%上昇、ネット株の国内回帰を主導

IDGキャピタル・パートナーズ(北京)の 熊暁鴿(ヒューゴ・ション)氏は、投資先だった中国・北京暴風科技が 大きなリターンをもたらすことが分かっていたと話す。

ただ、これほど早く達成できるとは思っていなかった。オンライン 動画プレーヤーを開発する暴風科技が深圳証券取引所に上場してから55 営業日で、株価は4208%上昇。これは米アップル株の11年分の上昇率に 相当する。暴風科技の株価収益率(PER)はアリババ・グループ・ホ ールディングの13倍になった。

この株価急伸は中国の株式投資への高まる熱狂が大きな理由ではあ るものの、中国テクノロジー企業の国内資本市場に対する姿勢が変化し つつあることも象徴している。暴風科技のほか、米カーライル・グルー プなどが出資する分衆伝媒(フォーカス・メディア・ホールディング) を中心に、中国テクノロジー業界は国内株式市場でのバリュエーション (株価評価)の急上昇や政府の国内上場奨励策をうまく利用しようとし ている。

暴風科技の新規株式公開(IPO)前に同社に投資していたIDG キャピタルの熊氏は10日の電話取材に対し、「多くの中国企業が同じ動 きを検討している」と指摘。「中国企業の購買者や製品、利用者は中国 に居る。また、中国のモバイルインターネット人口は世界最大であるた め、より高いバリュエーションを得られる」と述べた。

暴風科技の上場を約10カ月かけて準備したIDGキャピタルは、他 にも中国市場への回帰を検討している可能性がある企業少なくとも20社 に投資している。北京の助言会社、華興資本によると、テクノロジー企 業十数社余りが同様の動きに取り組んでいるという。

原題:The 4,200% Rally That’s Bringing Tech Stocks Back to China (1)(抜粋)

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