きょうの国内市況(6月12日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅続伸、米小売伸びと為替安定-輸出が堅調、こう着感も

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東京株式相場は小幅続伸。米国小売統計の改善や為替の安定が投資 家心理にプラスに作用し、電機や精密機器、機械など輸出関連株が高 い。ただ、今週は急落、急伸と荒い値動きを演じた後だけに積極的な買 いは見送られ、主要株価指数は終日こう着感が強かった。

TOPIXの終値は前日比2.60ポイント(0.2%)高の1651.48、日 経平均株価は24円11銭(0.1%)高の2万407円8銭。

パインブリッジ・インベストメンツの前野達志マネージングディレ クターは、米統計について「4月までは弱かったが、5月以降良くなり 始めており、おそらく最終的な時評も悪くない」と指摘。日本株に対し ても、「中期的にまだまだ買えると考えている。ファンダメンタルズ面 では国内の実質賃金がプラスに転じ、これから内需も強くなる」との見 方を示した。

東証1部33業種はその他製品や精密、電機、保険、医薬品、機械な ど18業種が上昇。電気・ガス、パルプ・紙、空運、陸運、鉱業など15業 種は下落。電力ではJ-POWERが下げた。同社などが出資する山口 県宇部市の大型石炭火力発電所の建設計画について、望月義夫環境相 は12日、現段階では是認しがたいとする環境影響評価の意見書を経済産 業省に提出した。

売買代金上位ではアステラス製薬、村田製作所、第一生命保険、ダ イキン工業、任天堂、TDK、日本電産が高く、三菱UFJモルガン・ スタンレー証券が目標株価を上げたミネベアも買われた。半面、ホンダ やJR東海、資生堂、九州電力が下げ、みずほ証券が投資判断を下げた 旭化成も安い。東証1部の売買高は26億8402万株、売買代金は3兆5124 億円。値上がり銘柄数は1009、値下がり736。

●債券上昇、長期金利一時0.5%割れ-米独債反発や日銀買いオペ支え

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債券相場は上昇。長期金利は一時、2営業日ぶりに0.5%割れとな った。前日の米国とドイツの債券相場が大幅反発した流れを引き継いで 買いが先行した。日本銀行がきょう長期国債買い入れオペを実施したこ とも相場を支えた。

12日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比29銭高の146 円24銭で取引を開始した。午後の取引開始後には146円42銭まで水準を 切り上げ、結局は35銭高の146円30銭で取引を終えた。

みずほ証券の丹治倫敦シニア債券ストラテジストは、「円債相場は 結局、独・米金利に振り回されている。独10年債利回りの上昇は1.2% 程度までだろう。それ以上は景気や物価見通しが改善しないと難しいか らだ」と話した。「米国債は利上げを織り込んでいっても、長期金利の さらなる大幅上昇は考えにくい。円債は海外の長期金利を見て動くの で、欧州金利が今後跳ねる場面でも0.6%前後までではないか」とも述 べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より3ベーシ スポイント(bp)低い0.50%で始まり、0.505%を付けた後、0.495%と10 日以来の0.5%割れとなった。いったん0.505%まで戻したが、午後に入 ると再び0.495%まで下げた。午後2時半前後からは0.50%で取引され ている。新発5年物の123回債利回りは1.5bp低い0.115%で開始し、い ったん0.12%を付けた後、再び0.115%で推移した。

日銀がこの日実施した長期国債買い入れオペ4本の結果によると、 残存期間3年超5年以下と、10年超25年以下の応札倍率が前回から低下 した一方、1年超3年以下と25年超は上昇した。

●ドルは123円半ば、FOMCに焦点移行-ギリシャ懸念でユーロ下落

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=123円台半ばで推 移。良好な米小売売上高を受けてドルは底堅い半面、来週に米連邦公開 市場委員会(FOMC)を控えて動意に乏しい展開となった。

12日午後3時43分現在のドル・円相場は123円56銭前後。前日の海 外市場では米小売売上高の発表を受けていったん124円13銭までドル高 に振れる場面が見られたが、124円台の滞空時間は短く、この日の東京 市場では123円台半ばでもみ合う展開が続いた。

外為どっとコム総合研究所の石川久美子研究員は、「黒田日本銀行 総裁の発言を受けた円高も一時的な要因にしかならず、あとは米指標を 見ながら動くしかないというところだったが、米小売売上高でも駄目だ ったとなると、きょうの米指標で124円台を抜けてどんどん上げていく のは難しそうだ」と指摘。「そうなると、FOMCまで全部持ち越しと いう形になると思う」と語った。

一方、ドイツ政府がギリシャのデフォルト(債務不履行)に備えて 準備しているとの独紙報道を受け、ユーロは下落。対ドルでは1ユーロ =1.12ドル台後半から一時1.1216ドルまで値を下げた。ユーロ・円相場 も1ユーロ=139円ちょうど前後から138円台半ばまでユーロ売りが進ん だ。

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