NY外為:ユーロが週間で上昇-ギリシャが修正案を提出

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ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが週 間ベースで2週続伸となった。ギリシャは今週、債権者側に修正案を提 出した。

ドイツのメルケル首相は12日、強いユーロは高債務国が改革で成果 を挙げるのを困難にすると発言。これに反応し、ユーロはこの日一時下 落した。ギリシャのチプラス首相は、債権者側から真剣に取り組むよう 強く要求されている。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来 週に控えてドルは上昇した。

トロント・ドミニオン銀行の世界為替戦略責任者、ショーン・オズ ボーン氏は「ポジションを抱えたまま週末を迎えたくないムードが広が っている」とし、「投資家はギリシャ情勢とFOMCの両方に注目して いる」と指摘した。

同氏は対ドルでのユーロ相場について、FOMCまでは1ユーロ =1.11-1.1350ドルのレンジで推移すると予想している。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは前日比ほぼ変わらずの1 ユーロ=1.1266ドル。一時は1%安となった。今週は1.4%上昇。

対円では前日比ほぼ変わらずの1ユーロ=139円02銭。

クレディ・スイス・グループの外為ストラテジスト、マット・ダー 氏(ニューヨーク在勤)は「全般的にリスク回避の動きが広がってい る」とし、ギリシャは「資金繰りが厳しさを増しつつある」と付け加え た。

メルケル首相

ユーロは対ドルで、3月に付けた約12年ぶり安値の1.0458ドルから 約7%上昇しているが、過去12カ月間では依然として17%下げている。

商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファン ドなど大口投機家によるユーロのネットショートは9日時点で13万7974 枚と、前週の16万5512枚から減少し、昨年12月以来の低水準となった。

メルケル首相はベルリンでの講演で、強過ぎるユーロは「ポルトガ ルやスペイン、アイルランドといった国々」が特に輸出面で、経済改革 の成果を得るのを困難にすると述べた。

ギリシャはデフォルト(債務不履行)の回避に向け債権者の要求を 受け入れ合意するよう迫られている。欧州連合(EU)のトゥスク大統 領は11日、債務交渉を故意に引き延ばしているとギリシャのチプラス首 相を批判。国際通貨基金(IMF)の交渉団は成果なくブリュッセルを 去った。

モントリオール銀行の外為戦略グローバル責任者、グレッグ・アン ダーソン氏(ニューヨーク在勤)は「合意に対する楽観は、今週に入り やや反転した」とした上で、「それでも、合意に至らないことやギリシ ャのデフォルトを市場が織り込む状況からはまだ程遠いと考えている」 と続けた。

原題:Euro Posts Weekly Gain as Greece Sends Revised Plan to Creditors(抜粋)

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