欧州株:下落、ギリシャ協議めぐる懸念で-週間の上げ幅縮小

12日の欧州株式相場は下落。ギリシャが債務 について交渉しユーロ圏にとどまる取り組みは失敗するとの懸念が強ま った。指標のストックス欧州600指数は週間ベースの上げ幅を削った。

ストックス600指数は前日比0.9%安の389.38で終了。今週の上昇率 は0.1%。ギリシャのアテネ総合指数は5.9%安と、下落率が西欧市場の 主要株価指数の中で最悪となった。ギリシャ・ナショナル銀行とユーロ バンク・エルガシアスはそれぞれ10%を超える値下がり。ポルトガルの PSI20指数は1.5%の大幅安。

国際通貨基金(IMF)の代表団は11日、「隔たりが大きい」こと を理由に交渉進展をあきらめてブリュッセルを去った。ユーロ圏当局者 はギリシャ財政を安定させる案を12日中に提出することを要求。ドイツ のメルケル首相は今週、チプラス首相に救済の条件となる枠組みの受け 入れを迫った。独紙ビルトによれば、メルケル首相の顧問らはギリシャ のデフォルトを想定した対応策を協議している。これらに対しギリシャ 側は、年金削減を拒否し債務再編を求めている。

カーネギー投資銀行のチーフストラテジスト、ヘンリク・ドゥルセ ビエリ氏(コペンハーゲン在勤)は「心配し始めている」とし、「ジレ ンマに陥っている。国債市場に安全を求めることができない上に、ギリ シャ情勢や利上げ開始に向かいつつある米金融当局のおかげで株式市場 も怖い。資金をどこに置いておけばいいのか、大勢の投資家が非常に困 惑している」と語った。

欧州個別銘柄では、フランスの航空機器メーカー、ゾディアック・ エアロスペースが5.4%下げた。同社は今年の営業利益目標を達成でき ない可能性があると明らかにした。

原題:Europe Stocks Trim Weekly Gain Amid Concerns Greek Talks to Fail(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE