欧州債:スペイン債下落、利回り大幅上昇-ギリシャ情勢を警戒

12日の欧州債市場ではスペイン国債が下落 し、10年債利回りは2週間ぶりの大幅上昇となった。ギリシャがデフォ ルト(債務不履行)に向かいつつある状況で、ユーロ参加国で高利回り の国債を売る動きが強まった。

イタリア10年債も下げ、ドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプ レッド)が1週間ぶりに拡大した。ドイツ政府がもはやギリシャのデフ ォルト可能性を排除していないと、独紙ビルトが報じたことが背景にあ る。一方、ドイツ国債は続伸。欧州連合(EU)のトゥスク大統領はギ リシャに駆け引きをやめて金融支援の条件を受け入れるかどうか決断す るよう迫った。

ラボバンク・インターナショナルの金利ストラテジスト、リン・グ レアムテーラー氏(ロンドン在勤)は「スプレッド拡大はギリシャに関 連したものだ」とし、「とりわけドイツが態度を硬化させているよう だ。ギリシャが判断を下さなければならないぎりぎりの状況へと近づき つつある」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比12ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.25%。これは2日以来 の大幅上昇。同国債(表面利率1.6%、2025年4月償還)価格は1.025下 げ94.305。

同年限のドイツ国債とのスプレッドは一時146bpと、昨年10月以 来の大きさに達した。

イタリア10年債利回りは7bp上げ2.21%。前日までの2営業日 で15bp下げていた。独10年債とのスプレッドは12bp拡大し138b p。

欧州債の指標とされる独10年債利回りは5bp低下の0.83%。前日 は2年余りで最大の10bp低下していた。

原題:Spanish Bonds Slump With Italy’s as Greece Retakes Center Stage(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE