ジャンク債は資金回収が心配、債券は緩慢な崩壊過程か-BOA

社債をいかに素早く売買できるかではなく、 資金が戻ってくるかどうかという根本的な問題を買い手が心配し始めた らどうなるのだろうか。

歴史的な低水準にあるデフォルト(債務不履行)率を見る限り、米 企業は良い状態にあると思われるが、バランスシートの具体的な中身を のぞくとはるかに悪い状況が見えてくる。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのアナリストによ れば、基本的な利益指標を見ると、信用力が最も低いジャンク(投機的 格付け)企業は、苦境にあるエネルギー関連企業を除いてもほとんど成 長していない。それでも超低金利の下で借り入れコストを固定するため に急ピッチで社債を発行しており、返済負担比率は着実に上昇してい る。

気掛かりはそれだけではない。景気の全般的な拡大と低金利、低い デフォルト率というマクロ経済環境から期待するほど、債権者は破綻す る企業から多くの資金を回収できそうにないのが現実だ。

BOAメリルリンチのマイケル・コントプロス氏は11日のリポート で、「われわれはこれを非常に懸念している。債券市場は緩慢な崩壊の 過程にあると考えている」と指摘。ジャンク級社債がそのようなファン ダメンタルな問題の影響から身を隠すことはできないとの見方を示し た。

原題:Who Cares How Fast You Can Sell Debt If Borrowers Can’t Repay It(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE