米国株のボラティリティ低下、バブルの前兆か-クレディS

米株式市場の比較的落ち着いた取引は今の強 気相場がバブルで終わる可能性を示す兆候だと、クレディ・スイス・グ ループのグローバル株式ストラテジスト、アンドルー・ガースウェイト 氏は指摘する。

添付チャートは米国株のボラティリティ(変動性)を測るシカゴ・ オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)と債券 のボラティリティを示すメリル・オプション・ボラティリティ・エステ ィメート(MOVE)指数の比較。両指数はいずれもオプション価格を 基に算出されるもので、ガースウェイト氏が11日にリポートで引用し た。

VIXは今年初めから31%低下し6月10日に13.22を付けた。米利 上げ観測を受けて債券相場が下落したことから、MOVE指数は同期間 に30%上昇し89.76となった。

ガースウェイト氏はリポートで、株式で「損失を出すという不安」 がこの尺度で低くなっており、株価上昇の下地が作られていると指摘。 同氏は利上げに二の足を踏む中央銀行の姿勢や原油安効果、株式を購入 する個人投資家が増加する可能性、企業の合併・買収(M&A)の増加 観測に言及し、株式相場でバブルが発生する確率を60-70%と予想。さ らに、警戒信号の大部分はまだ表れていないとも述べ、S&P500種株 価指数の年末予想を2170から2200に上方修正した。

原題:Waning U.S. Stock Volatility Points Credit Suisse Toward Bubble(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE