個別銘柄:Jパワー安い、ミネベアやオークマは上昇

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12日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

J-POWER(9513):前日比3.1%安の4400円。同社や大阪ガ ス(9532)が出資する山口県宇部市の大型石炭火力発電所「山口宇部パ ワー」の建設計画について望月義夫環境相は12日、「現段階においては 是認しがたい」とする環境影響評価の意見書を経済産業省に提出した。 環境相は同日午前の会見で、二酸化炭素(CO2)の排出を削減するた めの電力業界各社による自主的な取り組みが示されておらず、このまま 石炭火力発電所の建設が進めば「国の削減目標などの達成が危ぶまれ る」と建設反対について説明した。

ミネベア(6479):4.5%高の2222円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は11日、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価 を2150円から2700円へ上げた。ボールベアリングの販売が想定以上に好 調を持続、自動車・家電などの電装化や高品質化などの恩恵を受けてお り、2016年3月期営業利益予想を694億円から前期比2割増の718億円に 増額した。会社計画は670億円。来期は789億円を見込む。

オークマ(6103):3.7%高の1450円。野村証券は11日、投資判断 を「中立」から「買い」、目標株価を1200円から1700円に上げた。政府 補助金を追い風に国内受注高は6月以降も更新需要の増加が見込まれる 上、前期下期の受注から実施している売価値上げの利益貢献、本社新工 場の合理化推進などで16年3月期営業利益は前期比51%増の220億円と 予想。会社計画の190億円を上回るとみている。

カルナバイオサイエンス(4572):300円(21%)高の1754円とス トップ高。米ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門の1つであ る米ヤンセン・バイオテックと、カルナBSが創出した医薬品候補化合 物の開発でライセンス契約を結んだと11日に発表。対価として契約一時 金を受け取るほか、臨床試験の開発に応じた目標達成報奨金、将来的な 上市後にロイヤルティーも得る可能性があり、今後の収益貢献期待が広 がった。

トプコン(7732):3.9%高の2821円。米国子会社がIT農業向け 超音波センシングとブーム制御技術開発を手掛けるカナダのNORAC Systems Internationalを買収した、と11日に発表。技術力の吸収と今 後の製品展開力の強化につながるとみられた。

ダイキン工業(6367):1.8%高の9389円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券は11日、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標 株価を9880円から1万1040円に上げた。中国の短期的な減速を米国、ア ジアの増収やコストダウン効果で吸収すると判断、2016年3月期営業利 益予想を2160億円から前期比22%増の2329億円に増額した。会社計画 の2120億円を上回るとみている。

旭化成(3407):2%安の1034円。みずほ証券は11日、投資判断を 「買い」から「中立」、目標株価を1330円から1000円に下げた。医薬品 の特許切れや薬価改定の影響、エレクトロニクス事業で米Polyporeの買 収に伴うのれん償却などが収益を圧迫し、18年3月期まで営業増益率は 5%程度にとどまる可能性が高いと指摘。16年3月期営業利益予想 を1730億円から前期比4.5%増の1650億円(会社計画1640億円)、来期 を1840億円から1720億円に減額した。

オハラ(5218):5.4%高の644円。15年10月期の連結経常利益計画 を1億9000万円から5億円に上方修正する、と11日に発表。為替差益や 試作品等売却収入を計上、前期比では62%減益が一転、1.2%増益にな る。

ペッパーフードサービス(3053):7.9%高の3625円。6月末株主 を対象に1株を3株に分割する、と11日に発表。最低投資金額の低下に よる新規投資家層の流入、今後の株式流動性の向上を見込む買いが入っ た。株主優待制度も、食事券の贈呈金額を増やすなど拡充する。

Hamee(3134):3.9%高の3220円。15年4月期の連結営業利 益は前の期比48%増の3億3600万円だった、と12日午後に発表。主力の コマース事業でディズニーキャラクターのおしりをモチーフにした充電 器などモバイルアクセサリーの販売が拡大した。16年4月期は38%増の 4億6400万円を見込む。

石井表記(6336):100円(20%)高の606円とストップ高。2-4 月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比34%増の5億500万円 だった、と11日に発表。電子機器部品製造装置での液晶関連の増収、デ ィスプレー・電子部品での中国上海子会社業績の上乗せが寄与した。前 期比24%減の4億9900万円とする16年1月期計画を既に上回る。

ヤーマン(6630):3.2%高の1630円。15年4月期の連結営業利益 は前の期比74%増の6億4700万円だった、と12日午前に発表。通販部門 でのショッピング専門チャンネル向けの低調や直販の減少で売上高は 7%減ったが、費用対効果重視の広告戦略、原価低減努力が奏功し た。16年4月期は海外市場への展開強化も図り、25%増の8億900万円 を見込む。

オービス(7827):100円(14%)高の799円とストップ高。14年11 月-15年4月期(上期)の連結営業利益は前年同期比2.1倍の2億4200 万円だった、と11日に発表。主力の木材事業を中心に売り上げは1割以 上減ったが、適正価格での製品販売、国産材の仕入れ先開拓による費用 抑制などに努めた。前期比43%減の2億8000万円とする15年10月期計画 に対する進捗(しんちょく)率は86%。

Minoriソリューションズ(3822):8.7%高の1629円。18日付でジ ャスダックから東証2部に上場市場が変更になる、と11日に発表。16年 3月期上期に1株5円の市場変更記念配を普通配の22円と合わせ実施す る。今後の知名度向上期待、株主還元を好感する買いが膨らんだ。

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