外銀の撤退相次ぐブラジル小口金融市場-HSBCも事業売却

英HSBCホールディングスが今週、ブラジ ルでの事業の縮小もしくは撤退をここ2年間に発表した3行目の海外リ テール銀行となった。ブラジルの小口金融市場に残る外国銀行は2行と なる。

米シティグループはブラジルのクレジットカード・消費者金融部門 を2年前に売却することで合意。今年2月にはフランスのソシエテ・ジ ェネラルが個人向けファイナンス事業の閉鎖を決めた。

過去20年を振り返れば、米バンク・オブ・アメリカ(BOA)やス ペインのバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)、 イタリアのインテーザ・サンパオロ、仏クレディ・リヨネがブラジルで のリテール銀行業から撤退した。

ブラジルは国土面積で世界で5番目に大きな国だが、時価総額で中 南米最大の銀行、ブラジルのイタウ・ウニバンコ・ホールディングと資 産規模で中南米最大の銀行、ブラジル銀行が地元行として存在感を示す 小口金融市場に関しては新規参入や事業拡大が難しい。

証券会社マグリアノ(サンパウロ)の株式アナリスト責任者、エン リケ・クライネ氏は「ブラジルのような大きな国の経済で成長するに は、銀行は地理的に拡大する必要がある。HSBCは規模拡大の機会を 失った。ブラジルではもう拡大できる環境はない」と述べた。

HSBCの担当者は同行が今週発表したブラジル事業売却について のコメントを控えた。

2002年当時、ブラジルでは少なくとも8行の外銀が小口銀行業サー ビスを提供していた。HSBCの撤退で残る外銀はスペイン最大の銀 行、サンタンデール銀行傘下のバンコ・サンタンデール・ブラジルと 「クレディカード」部門売却後も「シティバンク」部門を維持している シティグループのみとなる。

原題:HSBC Joins Citigroup, SocGen as Foreign Banks Retrench in Brazil(抜粋)

--取材協力:Cristiane Lucchesi.

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