母国でより深い愛情求める中国企業、米国で相次ぎ上場廃止へ

中国企業が記録的なペースで米株式市場から 撤退している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、米国に上場 している中国企業12社が今年、上場廃止に向け総額106億ドル(約1 兆3000億円)相当の提案を受けている。

10日には22億ドル規模のソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS)運営企業、人人(レンレン)や北京のデータセンター運営会 社21ビアネット・グループが上場廃止の提案を受け取ったと発表した。

本国での上場のため中国企業が米国での上場を廃止するケースが増 えている。中国本土市場は他の株式市場をしのぐ上昇となっており、パ シフィック・クレスト・セキュリティーズによると、投資家によるチェ ックもそれほど厳しくない可能性がある。

米国に上場していた中国の広告会社フォーカス・メディア・ホール ディング(分衆伝媒)は、空売り投資家カーソン・ブロック氏からの圧 力を受けて2013年に上場を廃止。同社は今月3日、逆さ合併を通じ深圳 に上場する計画だと発表した。

パシフィック・クレストのアナリスト、チェン・チェン氏は10日の 電話取材に対し、「愛されていないと感じ、母国でもっと高い評価を得 られるとの自信がある企業が、米国での上場廃止と本国での再上場を探 るケースが見られる」と述べた。

米国で新規株式公開(IPO)を今年完了した中国企業は3社のみ で、総額1億6300万ドルを調達。昨年はアリババ・グループ・ホールデ ィングなど15社が総額295億ドルを集め、中国企業の米IPOを通じた 年間調達額の過去最高を更新した。

原題:Chinese Stocks Seeking Love at Home Never Fled U.S. So Fast (3)(抜粋)

--取材協力:Fox Hu.

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