ロンドン金融業界の求人、5月は前月比20%減

ロンドンの金融サービス業界の求人は5月に 前月比で20%減少した。英人材仲介会社モーガンマッキンリーの調査に よれば、祝日があったことや、英総選挙結果をめぐって不透明感が広が ったため採用が抑制された。

モーガンマッキンリーが11日発表した資料によると、ロンドンの金 融業界の求人数は5月に8340人と、4月の1万458人から減少。新規採 用者の給料は平均で18%上昇した。

モーガンマッキンリーの金融サービス部門業務ディレクターを務め るヘイカン・エンバー氏は資料で「月間求人数の減少は少し驚きだ。パ ブに行って選挙の終了に祝杯を挙げ、祝日に子供たちをパリのディズニ ーランドに連れて行っていた人もいたのかもしれない」と述べた。

欧州最大の銀行、HSBCホールディングスはコスト管理の一環と して2017年末にかけて英国で最大8000人を削減する計画を発表。スチュ アート・ガリバー最高経営責任者(CEO)は9日、本拠をロンドンか ら移すかどうかについて年内に決定すると述べた。ドイツ銀行は英国が 欧州連合(EU)から離脱した場合の影響について調査しており、事業 活動のドイツへの移転も含め選択肢を検討している。

エンバー氏は銀行がロンドンからの移転を検討していることについ て「政治的ロビー活動の要素がある。事業活動の移転は一部の業界関係 者が言うほど容易ではない。大きなコストとリスクを伴う」と指摘し た。

原題:London’s Financial Job Vacancies Fell 20% in May, Survey Says(抜粋)

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