米TPA法案の推進派、12日の下院通過目指し最後の一押し

オバマ米大統領に通商問題の一括交渉権を付 与する大統領貿易促進権限(TPA)法案の下院通過を目指す米政府当 局者は11日、与党・民主党内の票の取りまとめに集中的に取り組んだ。 TPA法案の成立はオバマ大統領の2期目の中心的政策課題で、日米な どが参加する環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提条件となる。

民主党のペロシ下院院内総務は外国との貿易によって失職した労働 者を支援する別の法案とTPA法案を関連付ける譲歩案をまとめた。下 院は失職者支援プログラムの法案が最初に可決された場合に限り、 TPA法案を採決する計画で、TPA法案に反対する一部民主党議員は この労働者支援案に難色を示している。12日に予定されている下院採決 で同支援案が否決されれば、TPA法案も審議入りができなくなる。

ルー米財務長官は11日に民主党下院議員らと非公式に会談し、12日 の法案採決について、失職者支援プログラムにとって死活問題になると 訴えた。会談の場にいた関係者が匿名を条件に明らかにした。

上院は先月、TPA法案を可決済みで、下院でも同じ法案を審議・ 採決する方針。このため、法案が下院を通過すれば一本化のための両院 協議会を経ることなく、オバマ大統領に署名のため直接送付されること になる。

原題:Obama’s Fast-Track Trade Supporters in Final Push for Votes (1)(抜粋)

--取材協力:Loren Duggan、Richard Rubin、Derek Wallbank、James Rowley、David Lerman.

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