ツイッターのコストロCEO辞任-利用者数や広告伸び悩む

更新日時

米ツイッターは11日、ディック・コストロ最 高経営責任者(CEO)の辞任を発表した。同社が新規株式公開 (IPO)後にビジョンを明確にできていない状況が、CEOの交代に 反映されている。

同社の届け出によると、後任が見つかるまで共同創業者のジャッ ク・ドーシー氏(38)が暫定CEOを務める。7月1日付で就任す る。2010年10月にCEOに指名されたコストロ氏(51)は13年11月にニ ューヨーク上場を果たしたが、株価は13年の年末近くの高値から50%余 り下落した。

ツイッターは過去5年間に経営陣の交代を繰り返しており、今回の 人事は、製品の改善に重点的に取り組む同社の姿勢を示す。同社のユー ザー数は当初の見通しほど伸びておらず、ライバルのフェイスブック傘 下のインスタグラムやワッツアップ、フェイスブック・メッセンジャー など後発のソーシャルアプリの成長で存在感が薄くなっている。ツイッ ターの広告戦略も広告主の大幅増に結びついていない。

ピボタル・リサーチ・グループのアナリスト、ブライアン・ウィー ザー氏は「多くの株主は不満を抱いている」とし、「株主はユーザー数 が伸びると説明されていたが、約束は果たされていない」と述べた。

今回の人事発表を受け、同社の株価は時間外取引で一時13%高とな った。通常取引終値はほぼ変わらずの35.84ドル。

コストロ氏はこの1年の間に経営陣を刷新。製品やエンジニアリン グの責任者や最高財務責任者(CFO)、最高執行責任者(COO)を 代えた。しかしこれまでのところユーザー数の拡大ペース加速につなが らず、Eマーケッターによれば、デジタル広告市場の昨年のシェアも 1%未満と、グーグル(31%)、フェイスブック(7.9%)を大きく下 回っている。

原題:Costolo Steps Down as Twitter’s Chief Executive Officer (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE