欧州株:上げ幅削る、ギリシャ協議で隔たり大きいままとIMF

11日の欧州株式相場は上げ幅を削る展開とな った。ギリシャ側との協議で進展がないまま、国際通貨基金(IMF) の代表団がブリュッセルを後にしたことが影響した。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.6%高の393.00で終了。一 時は1.2%上げていた。IMFのライス報道官はこの日、交渉継続の余 地は残るものの、「大きな隔たりが残ったままだ」と述べた。デフォル ト(債務不履行)とユーロ圏離脱のリスクがあるにもかかわらず救済条 件を受け入れないギリシャに債権者側はいら立っている。

インベステック・ウェルス・アンド・インベストメント(ロンド ン)の調査責任者、ジョン・へインズ氏は「欧州株の価値はなかなかよ い水準にあるが、投資家らは必要以上に恐れをなしている」と発言。 「われわれはギリシャリスクがあっても落ち着いている。年末の株価は 現在よりも高くなるだろうから、欧州は適切な投資先だ」と語った。

ギリシャのチプラス首相はメルケル独首相ならびにオランド仏大統 領に対し、金融支援確保に必要な財政再建のための経済改革と予算修正 への取り組みを強化すると約束した。現在のギリシャ救済プログラムは 今月末に失効する。

同国のアテネ総合指数は8.2%高と、上昇率が西欧市場の主要株価 指数の中で最高となった。IMF報道官の発言前にギリシャ株の取引は 終了した。

欧州個別銘柄では、フランスのLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴ ィトンが2.5%上昇。一方、英郵便サービスのロイヤル・メールは4.5% 値下がり。仏アルストムは3.2%下げた。

原題:Europe Stocks Pare Gain as IMF Says Fails to Make Greek Progress(抜粋)

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