スペイン、イタリア債が上昇-ギリシャ債務交渉進展との観測

11日の欧州債市場ではスペインとイタリアの 国債が上昇。ギリシャ向け融資再開を目指す交渉が進展しているとの楽 観を背景に、両国債は一時の下げを消す展開となった。

10年債利回りは1カ月ぶりの大幅低下。両国はこの日、合わせて 約120億ユーロ相当の債券を発行した。ギリシャのチプラス首相はメル ケル独首相ならびにオランド仏大統領との会談で、債券者側との合意に 向け「さらに集中して」取り組むと語った。これを受けて、ギリシャ株 の指標であるアテネ総合指数は2月以来の大幅高となった。ドイツ国債 も上昇。10年債利回りが前日に1%を超えたことから買いが戻った。

KBCバンク(ブリュッセル)の債券ストラテジスト、マティア ス・ファンデルユフト氏は「彼らは再び希望を持ち始めた。ギリシャ国 債は順調だ」と語った。

ロンドン時間午後5時1分現在、スペイン10年債利回りは前日比11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.13%。これは先月 7日以来の大幅低下。10日には2.40%に達していた。同国債(表面利 率1.6%、2025年4月償還)価格はこの日、0.94上げ95.33。

イタリア10年債利回りも11bp低下し2.14%。前日は2.42%と、昨 年11月6日以来の高水準を付けた。ギリシャ2年債利回りは155bp下 げて24.67%。一時は27.47%まで上げた。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは10bp下げ0.88%。前 日は昨年9月以来で初めて1%を突破した。4月17日に0.049%の最低 を付けていた。

原題:Spain’s Bonds Defy Supply to Rally Amid Optimism on Greece Aid(抜粋)

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