ECB:非公開講演での政策変更明示なし-透明性は改善させる

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は非公 開イベントでの当局者の講演内容が緩和政策変更を明示した事実はない とした上で、ECBは透明性を改善させる措置を講じると表明した。

ドラギ総裁は欧州連合(EU)のオンブズマン、エミリー・オライ リー氏宛ての書簡に「理事会はあなたの説明要請について、一段の措置 を講じるきっかけになったと受けとめている」と記した。オライリー氏 は市場が敏感に反応する情報が一部の限られた投資家のみに与えられた 経緯を説明するようECBに求めていた。

総裁の対応は、5月18日にロンドンで開かれた夕食会でのクーレ理 事の講演に関連したもの。同理事は夏に取引が細るのを前に、ECBが 資産購入を前倒しして加速させると発言。ECBがこの発言内容を公開 したのは講演の翌朝で、債券は上昇、ユーロは下落した。

ドラギ総裁は同書簡で「若干の前倒し購入を5月に開始し、それが 6月も続くということは、既に目に見えていた」と説明。これは「明ら かにECBの政策スタンスの変更には当たらず、そのため、ECBの政 策スタンス変更の発表とは解釈できないはずだ」と続けた。

原題:ECB Says No QE Shift Was Intended in Closed-Door Speech Gaffe(抜粋)

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