ギリシャは将来を賭けたギャンブルやめよ-EUが決断迫る

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ギリシャはデフォルト(債務不履行)とユー ロ離脱の回避に向け、債権者の要求を受け入れ合意するよう迫られてい る。

ブリュッセルではもはや外交辞令は消え、欧州連合(EU)のトゥ スク大統領は債務交渉を故意に引き延ばしているとギリシャのチプラス 首相を批判。国際通貨基金(IMF)の交渉団は成果なくブリュッセル を去った。

EU当局者らによる4時間にわたった会合後に当局者1人が明らか にしたところによれば、ギリシャは事態を打開するしっかりとした提案 を24時間以内に出すよう求められた。

トゥスク大統領は11日、「ギャンブルをしている時間はもうない。 ゲームオーバーを誰かが宣告する日が来ようとしている」とブリュッセ ルで記者団に語った。

IMFのライス報道官は同日、ワシントンで記者会見し、「ボール はギリシャ側にある」として、「大半の主要分野で大きな隔たりが残っ たままだ。この隔たりを埋める進展はこのところない」と述べた。

ギリシャに対する戦線は、EU財務当局者のワーキングディナーで 張られた。ルクセンブルグで来週開かれるユーロ圏財務相会合に向けた 下地づくりを目指したワーキングディナーで、ギリシャ側は年金と税制 改革を含む真剣な行動計画を提出するよう求められた。事情に詳しい関 係者2人が協議は非公開だとして匿名を条件に明らかにした。

メルケル首相

10日夜にフランスのオランド大統領と共にチプラス首相と会談した ドイツのメルケル首相も11日、ギリシャには「3機関と協力する意思が ある。今は行動の時だ」と語り、ギリシャに譲歩を呼び掛けた。3機関 はEUの行政執行機関、欧州委員会とIMF、欧州中央銀行 (ECB)。

欧州委のドムブロフスキス副委員長は11日、「ギリシャ政府が自分 たちは何をしたくないかを伝えるだけでなく、何をしたいか信頼に足る 代案を示すことが重要だ」と語った。

債権者側は従来、ギリシャとの合意期限を今月14日としていた。支 援プログラムが失効する6月末に先立ち、合意内容が一部の国で議会承 認される必要があるためだ。しかしトゥスクEU大統領は、18日のユー ロ圏財務相会合が決着の場になると述べ、期限を先延ばしした。

原題:Greece Ordered to Stop Gambling With its Future as Endgame Nears(抜粋)

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