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NY外為:ドル上昇、小売売上高の増加で年内利上げ観測

更新日時

ニューヨーク外国為替市場はドルが4日ぶり に反発。小売売上高が増加し、年内利上げの観測が強まった。

米金融当局は利上げ開始のタイミングを見極める上で経済指標に注 目している。米国が利上げに向けて準備を進める一方、ニュージーラン ド準備銀行(中央銀行)は11日に政策金利を引き下げた。

ABNアムロ銀行の為替ストラテジスト、ジョルジェット・ブーレ 氏は「ドルにとっては良いニュースだ」とし、「経済に対する疑念が若 干取り除かれ、9月利上げの可能性が高まったとの市場の確信が深ま る」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット 指数は前日比0.2%高の1174.47。

ドルは対ユーロでは0.6%高の1ユーロ=1.1258ドル。対円で は0.6%上げて1ドル=123円42銭。米ドルに対して最も下げたのはニュ ージーランド・ドルで、2.6%下落。

ブルームバーグ相関加重指数によると、ドルは過去1年間において 主要通貨のバスケットに対して18%高と、対象通貨の中で最も上昇して いる。ただここ3カ月では上げは縮小している。

小売売上高

この日発表された米経済指標では、5月の小売売上高(速報値)は 前月比1.2%増。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想と 一致した。また週間新規失業保険申請件数は、14週連続で30万件を下回 った。

ゲイン・キャピタル・ホールディングス傘下フォレックス・ドッ ト・コムのアナリスト、マット・ウェラー氏は「小売売上高のデータが 堅調だったことから、ドルの弱さが長期間続く可能性は低い」とし、 「これまで状況がなかなか好転しなかったのが個人消費の分野だが、今 朝それが変わった」と続けた。

フェデラルファンド(FF)金利先物動向に関するブルームバーグ のデータによると、9月会合で利上げが実施される確率は55%と、8日 時点での52%から上昇している。

アトランティック・トラスト・プライベート・ウェルス・マネジメ ントの債券責任者、ゲーリー・プジージオ氏は「消費は今年に入りこれ まで極めて期待外れな分野だったことから、明るい数字が出たのは素晴 らしい」とし、「これにより利上げの時期がある程度固まることになる だろう。そうなればドルには支援材料だ」と述べた。

原題:Dollar Gains as Retail Gain Burnishes Outlook for Higher Rates(抜粋)

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