OPEC主要国の5月産出量が過去最大、相場重しに-IEA

石油輸出国機構(OPEC)の主要国による 5月の原油生産が過去最高を記録し、今年これまでの相場上昇を抑える 可能性があると、国際エネルギー機関(IEA)が指摘した。

IEAは11日公表した月報でサウジアラビアとイラク、アラブ首長 国連邦(UAE)の先月の生産量がいずれも過去最高だったと明らかに した。これら3カ国で世界の原油生産の少なくとも18%を担っている。 OPECは今月5日の総会で生産目標の据え置きを決定し、価格よりも 市場シェアの防衛を選んだ。

北海ブレント原油は1月半ばからの上昇率が45%に達している。 IEAによれば、この価格上昇の一部要因はガソリンやディーゼル油な ど石油製品の供給に支障があったためで、製油プロジェクトの完了に伴 って原油値上がりは鈍化するという。

IEAによると、サウジの5月産油量は日量で1025万バレルと、4 月の1016万バレルを上回った。イラクが385万バレル(4月は375万バレ ル)に増えたほか、UAEは287万バレルを維持した。世界全体での供 給量は約9600万バレル。サウジについてIEAは1984年からデータ集計 している。それ以前にさかのぼるOPECのデータによると、同国の原 油生産は1981年8月以降で最大となっている。

原題:OPEC’s Biggest Pump Record Oil With Rally in Jeopardy, IEA Says(抜粋)

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