ギリシャが努力約束、救済9カ月延長希望か-独首相は行動促す

更新日時

ドイツのメルケル首相は、金融支援獲得に必 要な措置を取る意思を行動に移すべき時だとギリシャのチプラス首相に 促した。

10日遅くにブリュッセルで始まったメルケル首相とフランスのオラ ンド大統領、チプラス首相の3者会談で、チプラス首相はギリシャ政府 が合意に向け「さらに集中して」取り組むと述べたと、ドイツ政府の報 道官が電子メールで声明を出した。会談は「建設的な雰囲気」の中で行 われたという。

メルケル首相は11日記者団に、ギリシャには債権者である「3機関 と協力する意思がある。今は行動に移す時だ」と語った。「未解決の全 ての問題をできるだけ解決するためギリシャが今後数日間に3機関と集 中し決意を持って交渉するという点で完全に意見が一致した」という。

ギリシャ救済基金の残り72億ユーロ(約1兆円)の供与を承認する 前に、債権者側は財政再建のための経済改革と予算修正を迫っている。

チプラス首相は11日に欧州委員会のユンケル委員長と会談する予定 だとギリシャ政府の当局者が述べている。

メルケル首相は「必要な進展が得られると期待している」とし、 「1日1日が貴重だ」と付け加えた。現在の救済プログラムは月末に失 効する。

チプラス政権の当局者が10日述べたところによると、ギリシャは改 革計画を取りまとめるために救済プログラムの9カ月延長を望んでい る。チプラス首相はこれ以上債権者側に譲歩するのが難しい状態だとい う。

ギリシャの銀行の流動性状況は悪化しているもようで、欧州中央銀 行(ECB)は10日にギリシャの銀行向けの緊急流動性支援(ELA) の上限を23億ユーロ引き上げることを決めた。増額の幅は約4カ月で最 大で、銀行からの預金流出が悪化していることがうかがわれる。増額前 に銀行の現金準備は約7億ユーロまで減っていたと、事情に詳しい関係 者が述べている。

原題:Merkel Tells Tsipras It’s Time to Back Talk With Policy Action(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin、Nikos Chrysoloras、Rebecca Christie、Corina Ruhe、Radoslav Tomek、Jeff Black、Karl Stagno Navarra、Rainer Buergin、Birgit Jennen、Gregory Viscusi、James G. Neuger.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE