世界のエネルギー企業と関連機器、ハッカーの標的に-調査

エネルギー業界がハッカーのターゲットにな っている。

サイバーセキュリティー最大手、米シマンテックが4月に実施した 調査で、ハッカーが昨年、世界の鉱業・石油・ガス会社の43%を少なく とも一回攻撃したことが明らかになった。トレンドマイクロが米州機構 (OAS)の委託で4月に実施した別の調査によれば、エネルギー会社 の47%が攻撃を受けたと報告しており、この割合は全業種のうち最大 で、これを上回ったのは各国政府のみだった。

テキサス大学の教授(コンピューターサイエンス学)でサイバーセ キュリティー調査教育研究所のメンバー、アルバロ・カーディナス氏は 「最近は何でもコンピューターで動かしている。停電や石油漏れを引き 起こし多くの人々に被害を及ぼすことができる」と指摘する。

ポネマン研究所がヒューレット・パッカード(HP)の委託で実施 した調査では、エネルギー企業のサイバーセキュリティー関連コストは 過去5年間、米国の平均を上回るペースで増加している。昨年、原油価 格の下落に見舞われたこれらの企業にとって泣き面に蜂だ。同研究所 が257社を対象に実施した調査によると、サイバー犯罪によるエネルギ ー・公益事業会社の事業や機器の被害額は年間平均1320万ドル(約16 億2500万円)と、他業種を上回っている。

世界各地で事業展開するテクノロジーデータ会社ABIリサーチに よれば、世界の石油・ガスインフラ向けサイバーセキュリティー関連支 出は2018年までに19億ドルに達する見通しだ。

原題:Hackers’ Favorite Target: Big Oil and All That Deadly Equipment (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE