中国の地理的リスク分布を野村HDが分析-重要度増す

融資の返済ができなくなるリスク が最も大きい中国の都市には浙江省温州などが含まれると、野村ホール ディングス(HD)は指摘している。

みずほセキュリティーズアジアは中国の地方債務が25兆元(約496 兆円)に達し、ドイツの経済規模を上回ると推計。そうした中で野村が 中国の省や都市レベルでクレジットリスクを分析した。

野村の調査によれば、最高度のデフォルト(債務不履行)リスクが 沿海部と西部の省に集中する一方、中央部の省は良好な状況だ。危険な 省・直轄市は青海省や浙江省、遼寧省、海南省、江蘇省、福建省、貴州 省、甘粛省、重慶市、黒竜江省など。

趙揚氏率いる野村のアナリストはリポートで、「特に中国の債券市 場が爆発的に成長しようとする中で、リスクの地理的分布の見極めが一 段と重要になりつつある」と説明した。

都市別では約60のいわゆる「3級」と「4級」の都市に最も高いリ スクがあるという。山西省の大同市や海南省の三亜市、内モンゴル自治 区のウランチャブ市、江西省の贛州市と上饒市、浙江省の麗水市や温州 市、四川省の巴中市などだ。北京や上海といった「1級」都市は経済の ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が比較的強いため、良好だとして いる。

野村は不動産市場と財政、金融、経済のファンメンタルズという4 つのリスク分野を対象とする13の指標を用いた。

原題:These are the Chinese Provinces and Cities Most at Risk of Defaulting (抜粋)

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