【個別銘柄】ドンキホ急伸、JR3社高い、ドクターCは下落

更新日時

11日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

ドンキホーテホールディングス(7532):前日比7%高の9810円。 6月末株主を対象に1株を2株に分割する、と10日に発表。最低投資金 額の低下による新規資金の流入、株式流動性の向上を見込む買いが入っ た。また、2015年6月期末の配当も1株26円から30円(分割考慮前)に 上積みし、年間でも40円と前期36円から増配する。

JR東海(9022):5.2%高の2万1720円。モルガン・スタンレー MUFG証券は10日、新幹線の旅客数量前提を引き上げたほか、円安に よる国内旅行シフトやアクティブシニア層、インバウンド効果などを勘 案し、JR3社の業績予想を上方修正した。JR東海は大規模修繕工事 の修繕費が想定ほど増えないとみて、16年3月期1株利益を1498.5円か ら1730.2円、来期は1518.3円から1897.4円に増額。目標株価を5200円か ら8300円に見直したJR西日本(9021)が5.3%高の7782円、目標株価 を1万1900円から1万3900円に上げたJR東日本(9020)は3.1%高の 1万1265円。

日立製作所(6501):1.6%高の838.5円。「2015中期経営計画」の 目標達成に向けたコスト構造改革と7事業の成長戦略を11日午前に発 表。売上高は当初目標の10兆円(米国会計基準)に対し、15年度見通し は国際会計基準ベースで9兆9500億円、営業利益率は7%超に対 し6.8%とした。15年度の累計コスト削減効果は4200億円と当初の4000 億円を上回る。

トヨタ紡織(3116):5.9%高の2050円。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券は10日、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に 上げた。国内の車種ミックスが想定以上に上向き、メキシコの回復など で欧米の収益改善確度も高まるとみる。16年3月期営業利益予想を342 億円から前期比25%増の405億円(会社計画380億円)、来期を394億円 から442億円に増額。

ファナック(6954):1.1%安の2万6110円。野村証券は10日、投 資判断を「買い」から「中立」に下げた。中国スマートフォン向け工作 機械の需要が鈍く、NC装置とロボドリルのアジア売上高予想を減額し た。16年3月期営業利益予想を3050億円から前期比1.9%減の2920億円 (会社計画2646億円)、来期を3230億円から3100億円に見直し。

東レ(3402):1.4%安の969.7円。みずほ証券は10日、投資判断を 「買い」から「中立」に下げた。炭素繊維複合材料事業の中期的な成長 力を裏付ける好材料は株価に織り込まれ、バリュエーションが低下す る、と判断。同事業の市況改善が思わしくない上、固定費負担の増加も みられ、16年3月期営業利益予想を会社計画の1500億円を下回る1450億 円とした。

ドクターシーラボ(4924):5.5%安の4045円。14年8月-15年4 月期の連結営業利益は前年同期比27%減の38億9800万円だった、と10日 に発表。受注単価が想定以上に低下、既存顧客の5月のキャンペーンに 対する買い控えなどがあった。前期比13%増の85億円とする15年7月期 計画に対する進捗(しんちょく)率は46%。いちよし経済研究所は、投 資判断を「買い」から「中立」に下げた。

ディスコ(6146):2%安の1万330円。野村証券は、会社が10日 に公表した4-6月期決算プレビューでは4月の受注が前月比で約10% 減少、5月は20%弱の減少になったと指摘。4-6月期では330億円程 度と、会社側が当初想定していたと考えられる400億円を下回る見込み との認識を示した。第1四半期業況に対する懸念が広がった。

マンダム(4917):4.5%高の5000円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は10日、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目 標株価を3900円から5700円に上げた。男性化粧品の単一ブランド依存か ら女性化粧品の急成長による事業構造変化を評価し、16年3月期営業利 益予想を72億3000万円から会社計画と同じ前期比5.2%増の73億6000万 円、来期を77億6000万円から79億1000万円に増額した。

神戸物産(3038):7.1%高の6070円。15年10月期の連結経常利益 計画を55億円から72億円に上方修正する、と10日に発表。業務スーパー 事業で上期に既存店が好調、輸入商品のヘッジ目的で取り組む為替予 約、デリバティブ関連の評価益計上も寄与し、前期比では14%減益が一 転、12%増益になる見込み。期末配当も1株50円から80円に増やす。

東建コーポレーション(1766):6.8%高の7190円。16年4月期の 連結営業利益は前期比14%増の107億円を計画する、と10日に発表。豊 富な受注残と質の向上で建設事業の増収を想定、不動産賃貸事業では完 工物件数に伴う各種手数料収入の増加を見込む。

西尾レントオール(9699):3.2%安の3025円。岩井コスモ証券 は10日、投資判断を「A(アウトパフォーム)」から「Bプラス(中立 プラス)」に下げた。旺盛なレンタル需要は続くが、償却負担増加で利 益成長が鈍るとし、15年9月期営業利益予想は前期比4.5%減の134億円 と会社計画135億円をやや下回ると試算。来期は148億円を見込む。

神島化学工業(4026):100円(17%)高の675円とストップ高。16 年4月期営業利益は前期比43%増の9億6000万円を計画する、と10日に 発表。15年4月期は化成品事業が好調の半面、原材料コストの高騰で建 材事業が落ち込み、12%減益だった。

スギホールディングス(7649):1.8%高の6130円。10日に公表し た5月のスギ薬局の既存店売上高は、前年同月比12.8%増だった。前年 水準を上回るのは2カ月連続。

シーアールイー(3458):2.8%高の3620円。14年8月-15年4月 期の連結営業利益は23億6200万円だった、と10日に発表。21億100万円 とする15年7月期計画を既に上回る。不動産管理事業でマスターリース 物件が高稼働率を維持、物流投資事業ではロジスクエア八潮などの売却 が実現した。

ビットアイル(3811):5.1%安の489円。14年8月-15年4月期の 連結営業利益は前年同期比2割減の17億7300万円だった、と10日に発 表。中核のインターネットデータセンター(iDC)サービスで一部顧 客の大口解約が発生、同分野の減収が響いた。

MonotaRO(3064):6.6%高の4655円。10日に公表した5 月の売上高は前年同月比23.9%増だった。営業日数は18日と、前年より 2日少ない。

ラオックス(8202):4.9%高の385円。7月1日付で婦人靴やバッ グの販売などを行うモード・エ・ジャコモ(東京・港区)の株式 を100%取得、子会社化すると10日に発表。訪日外国人に対するメイド インジャパン製品供給の拡充につながるとみられた。

西芝電機(6591):6.4%高の217円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比85%増の12億6700万円だった、と10日に発表。売り上げ面で電 気推進や軸発電システム、海外造船所向け発電機などが好調に推移、原 価低減や生産性の向上努力も寄与した。

綿半ホールディングス(3199):3.5%高の828円。10日に公表した 5月の既存店売上高は、前年同月比8.8%増だった。日用雑貨などハウ スキーピング部門や加工食品が大幅に伸び、好天で飲料や園芸用品も好 調だった。

日本テレホン(9425):3.3%安の714円。15年4月期の連結営業損 益は8600万円の赤字と、従来計画の3800万円の黒字から悪化したもよう と10日に発表。主力の移動体通信関連事業で、販売手数料収入が低下傾 向の機種変更需要の獲得比率が高まったほか、リユース事業では国内中 古携帯電話機の商品流通量の低下が響いた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE