PIMCO、6月の急落前に米政府債保有を3分の1に圧縮

米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)は、6月の債券相場急落前の5月に旗艦ファンド 「トータル・リターン・ ファンド」で米政府関連債の組み入れ比率を 前月の3分の1近くに減らした。

PIMCOのウェブサイトによれば、米政府関連債の組み入れ比率 は8.5%と、4月の23.4%から低下した。4-6月(第2四半期)は米 国債相場が急落。指標の10年債利回りは5月末の2.12%から大幅上昇 し、今月10日に8カ月ぶりの高水準に達した。

ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フ ォンメイレン氏は「市場には弱気センチメントが見える」と述べ、米連 邦準備制度による利上げ開始が近づく中で利回り上昇に向かいつつある と指摘。「全てのファンダメンタルズが債券市場の弱気な方向を示して いる。リフレーションというテーマが形成されつつある」と付け加え た。

米国債が売られているのは、4月のドイツ国債下落を発端とした世 界的な債券安の流れを受けたものだ。先週発表の米雇用者数の増加幅は アナリスト予想を上回り、年内の利上げ見通しを裏付ける内容となっ た。

ブルームバーグ・ワールド・ボンド指数によると、米国債の3月末 以降のリターンは今月9日時点でマイナス2.5%と、四半期ベースで は2010年10-12月期以来最低となるペース。PIMCOトータル・リタ ーン・ファンドの過去1年のリターンはプラス1.5%で、同種のファン ドの61%を上回っていることがブルームバーグの集計データに示されて いる。

原題:Pimco Dumps Two-Thirds of Its Treasuries Before June Selloff(抜粋)

--取材協力:Wes Goodman、Susanne Walker Barton.

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