米国債:下落、10年債利回り2.5%に迫る-世界的な債券売り

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10日の米国債市場では10年債相場が下落。利 回りは昨年10月以来初めて2.5%に迫った。

米金融当局による利上げ観測を背景に利回りは上昇してきた。世界 的な国債売りでドイツ債利回りは昨年9月以来の高水準に上昇。米国債 は年初来の上げを失った。

ベーカー・グループ(オクラホマシティー)のジェフ・コーロン最 高執行責任者(COO)は「米国債はより現実的な相場へと調整が入っ ている」と述べ、「相場はより適正な評価水準に戻った。景気が今後も 改善すると想定し、利回りは漸進的な上昇を続けるだろう」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後4時59分現在、既発10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇の2.48%。一時は昨年10月1日以来の高水準 となる2.49%に上昇した。同年債価格(表面利率2.125%、償還期 限2025年5月)は12/32下げて96 27/32。

10年入札結果

午後に実施された10年債入札後(210億ドル)に米国債は下げ幅を 縮小した。入札の需要は昨年12月以来で最大だった。

ブルームバーグ債券指数によると、償還期限が10年以上の米国債の リターンは年初から5.7%のマイナス。米国債全体では0.8%のマイナス だ。

米10年債利回りはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央 値で第4四半期に達すると予想されていた2.5%に迫っている。ドイツ の10年債利回りは1%を突破。4月17日には過去最低の0.049%だっ た。

10年債入札の結果によると、最高落札利回りは2.461%。入札 直前 の市場予想は2.489%だった。投資家の需要を測る指標の応札倍率 は2.74倍と、過去10回の平均値(2.68倍)を上回った。

ユナイテッド・ネーションズ・フェデラル・クレジット・ユニオン (ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、クリストファー・サリ バン氏は「あらゆる面からみても入札はかなり堅調な結果だった」と述 べ、「利回りは再び大きく上昇してきた」と続けた。

米財務省は11日、30年債入札(130億ドル)を実施する。

原題:Treasury 10-Year Yields Rise Toward 2.5% as Bond Losses Steepen(抜粋)

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