ドイツ10年債下落、債利回り一時1%突破-供給と景気改善で

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10日の欧州債市場ではドイツ10年債が下落し た。利回りは一時、昨年9月以来で初めて1%を突破した。債券入札に 加え、景気見通しが明るくなったことが背景にある。

欧州債の指標とされる独10年債利回りは上昇基調にある。わずか2 カ月前にはゼロに接近していた。同国はこの日の入札で2017年6月償還 債を40億5000万ユーロ発行した。イタリアとスペイン、アイルランド は11日に入札を実施する。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査に よれば、12日発表の4月のユーロ圏鉱工業生産は回復したとみられてい る。

INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、 マルティン・ファンフリート氏は「誰もが11日の国債入札を意識してい る」と述べ、「ファンダメンタルズの要因に一段と注目すれば、多くの 投資家がこの点で再評価を行った。実際のところ、ユーロ圏でインフレ 圧力が増し、成長は上向き、かつ強まっている」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、独10年債利回りは前日比3ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.98%。一時は1.06%と、昨年 9月19日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率0.5%、2025年2月 償還)価格は0.28下げ95.575。2年物利回りはマイナス0.164%で、前 日からほぼ変わらず。

原題:German Yield Breaches 1% on New Supply With Brightening Outlook(抜粋)

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