世界の銀行の勝ち組と負け組、金融危機後の6年余りで明暗

金融危機から6年以上になるが、 世界の銀行の経営陣は依然として圧力にさらされている。無理もない。

共同最高経営責任者(CEO)2人の退任の計画を7日に明らかに したドイツ銀行は2008年以降の株価と利益率、費用対効果の面で他行に 後れを取っている。最大2万5000人の削減とブラジルとトルコ事業売却 の計画を9日発表したHSBCホールディングスは大半の面でだいたい 中位の成績だが、収入に対する経費は08年以降にむしろ膨らんだため、 スチュアート・ガリバーCEOは一段のコスト削減を迫られた。

ドイツ銀の株価は1株当たり純資産価値の半分になり、同行が市場 で清算価値よりも低く評価されていることが分かる。HSBCの株価純 資産倍率も1を下回っている。

ドイツ銀の株主資本利益率(ROE)は2%で、危機前の約10分の 1。経営陣が株主が投じた資金をうまく使っていないことが分かる。

リテール業務が中心なためHSBCの収入に対する費用の割合は大 手銀の中で低い方だが、それでも危機以降には高まって最終損益への重 しとなっている。

一方、ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレ ー、JPモルガン・チェース、バークレイズの株主は投じた資金が過去 7年で倍以上になった。ドイツ銀やHSBCとは大違いだ。

原題:These Are Global Banking’s Winners and Losers Since the Crisis(抜粋)

--取材協力:Fabio Benedetti-Valentini、Shane Strowmatt、Macarena Munoz、Jeff Black、Nicholas Comfort、Maria Petrakis、Joe Brennan.

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